2013/06/19

ハンゲショウの頃

ハンゲショウは半夏生とも半化粧とも書くのだそう。


半分だけ白い葉が化粧の途中のように見えるからてっきり「半化粧」で、よくまぁピッタリな名前を付けたものだわ、と思っていた。


ところがWikiで引いてみると、二十四節気のそれぞれを「初候」「次候」「末候」と3つに分けた「七十二候」という分け方があり、そのひとつ、夏至の末候に当たる頃を半夏生と呼ぶのだとわかった。



古代中国で考えられた、季節をより的確に表す呼び方だという。
天気予報などない大昔、人の生活を維持するための農作業は気候の不安定なこの時期、経験と五感がモノを言ったのではないだろうか。


二十四節気は約15日ということになる。季節にもよるが15日の間に空の様子、風の具合はかなり変化する。それを5日ずつの「候」に細分した呼び名にすることで、誰でもより的確に季節を捉えることができる、というわけだ。なるほど古人の知恵は合理的ですばらしい。


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で、きのうは所用で吉祥寺へ出かけたついでに4年ぶりくらいで井の頭公園へ。やきとりのいせやは無くなっていたし、あちこちずいぶん様変わりしていた。


公園では季節の花、アジサイも盛り。